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2月8日　信州雪見露天の旅（前編）「乗鞍高原温泉　本棟」


部長です。


1月の終わりに「全日本温泉宿アワード2014」を見ていた。

秋田の乳頭温泉、岐阜の新穂高温泉、群馬の宝川温泉・・・良いな～雪見露天！俺も行きたい。

そう思ったら居ても立ってもいられなくなり、嫁と相談し宿を決定した。

行き先は乗鞍高原温泉「本棟」へ行き次の日、白骨温泉の日帰りで「小梨の湯笹屋」へ！どちらへ行ってもこの時期雪見露天は間違いないだろう！と思っていた。

車の雪対策は残念ながらオートソックを2セットしか準備していないが、ま～大丈夫じゃね？ってな感じで出発の日をむかえた。


2月8日早朝4時、前日からニュースや新聞で10年ぶり、20年ぶりなどと大雪が降るよ～と報道してくれたおかげで心配で寝てもいられず目を覚ます。

高速道路の状況を見ると須玉より下りはチェーン規制になっている。

オートソックはチェーンとして扱ってもらえないので一般道しかないなと腹をくくった。

7時に出発し向かう事、富士宮で既に雪の為大渋滞！

しかたなくオートソックに履き替え朝霧高原を走る。

ドライブは軽快で下手なチェーンよりしっかり走ってくれる。





精進湖線を越え甲府に来ればいくらか雪も和らぐだろうと思っていたが変わらぬ雪景色に嫁の一言「も～怖いから電車にしよう！」しかたなく行き先を甲府駅に変更し到着。












「松本駅」にむけて12時の各駅停車に乗車し出発のはずが次の「竜王駅」で停車。

待つこと10分やっと走り出す。

そんな感じを繰り返す事、塩尻を過ぎたあたりで「踏切の異常があり確認の為停車致します。尚この異常はこの先全ての踏切で発生しております」と無常なアナウンス。

14時に到着の予定が15時40分到着。





ここから松本電鉄に乗り換え途中からバスに乗り換えなければならない。

バスの残りが15:30と17:25前者はすでに行ってしまったので取りあえず最終には間に合うなと思い松本電鉄で「新島々駅」まで行こうとホームで待つも電車は来ず・・・

駅員に何時に来るか尋ねると「松本電鉄は終日運休です！！！」超澄まし顔！

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「早く言えよ！」



仕方なく観光センターで相談するもタクシーは10000から15000円くらいするうえ今捕まえるのは困難だと。

レンタカーは7000円くらいだとの事で、すぐ近くの日本レンタカーへ！


私「乗鞍高原へ行きたいのですが」
日本レンタカー（以下”日”）「おすすめできません！」
私「え？・・・」
日「今日お帰りの乗鞍高原のお客様がまだ帰っておりません。現地の話だと現在60ｃｍの積雪で車での移動は厳しいとの事です。」
私「わかりました。」


スーパー哀れな顔をしていたのでしょう。

ジャパレンの店員さんは優しく言葉を選んで謝り続けてくれた。

全ての手段を絶たれた私達は宿へ電話。

事情を説明すると「あー！この雪じゃしょうがねーよ。無理する事ないよ。」と気の良い旦那さん。

女将さんも「どうぞ無理なさらずに松本で1泊していってください。」と声を掛けてくれた。

仕方なく松本駅近くのビジネスホテルを予約し夕飯は駅ビルの「白木屋」でヤケ酒で酔いつぶれた。

夢心地のベット横のテレビで「名探偵コナン」がやけに笑っている気がした。

雪は静かに降り続ける。


後編へつづく・・・



「本棟」
住所　長野県松本市安曇4022-11
電話　0263-93-2234
H.P http://honmune.com/